先週、に彼氏が出来たらしい。というのはオレの姉だ。
今までにも告白されたということを聞いたことがある。しかし、はそいつらを悉くふっていた。
それに、オレも黙っちゃいなかったし。
まぁ、具体的にいうと、その告白してきたヤツをぼこぼこにしたりとか。もちろん、はそのこと
知らない。
だって、オレ、の前ではいい子だし。







を、他の男に取られるなんて絶対ヤダ!!

絶対、邪魔してやる!!!





















































































日曜日、珍しく早く起きたら隣の部屋から、どたどたと騒がしい音が聞こえてきた。
隣は、の部屋だ。
何をやっているのかと、の部屋の前まで行く。
少し開いているドアから中を見ると、クローゼットやタンスやらから服を引っ張り出している
姿があった。
は、目ぼしい服を見つけては鏡の前で合わせ、気に入らないらしくベットの上へ投げ捨てるとい
う行動を繰り返している。










オレは何をしているのか気になって、ドアをとんとんと叩きに声をかけた。































、何やってるの?」








「あっ、リョーマいいところにきた!!」
































は助かったという表情でリョーマを呼んだ。

































「あのね・・・・(///)」






























は顔を真っ赤にして、オレを見た。
背が小さいせいか、オレより年上には見えない。
顔を真っ赤にさせたまま、言いにくいのか、もごもごと口篭るにオレは優しくたずねる。



























「どうしたの?」






「今日ね・・・・高橋くんとデートなの。それで、どんな服着ていけばいいのかな・・・って(///)」
































高橋というのは、先週できたの彼氏。それから、オレが今、一番嫌いなヤツなんだよね。



「初デートだから」と張り切るを見てると、オレはやっぱり面白くないわけで。

とりあえず、邪魔することにした。


































〜、デートやめてオレと遊んでよvv」
































甘えた声で言う。
いつもなら、これでオッケー。は、いつでもオレのことを最優先してくれるから。


しかし・・・・


































「えぇっ・・・今日はダメだよ・・・もう、高橋くんと約束してるし・・・・」




































「ごめんね、リョーマ」と謝る

くそ、今回は手強いな。まぁ、にとって初めてのデートだから、仕方ないかもしれないけど。






























「じゃ〜さ、デートに行くまではオレと遊んでvv」






「(まだ、時間あるよね。)うん、いいよvv」
































デートは昼かららしい。


とりあえず、それまでにの気を変えさせればいい。それでも、行くって言ったら・・・・・
それはその時、考えよう。


































































「リョーマ、何するの?それとも、どこか行く??」






「うぅ〜ん・・・・オレ、の作ったお菓子食べたい。」






「お菓子?」






「うん、この間作ってくれたケーキvv」






「・・・(ケーキかぁ、時間かかるけど・・・大丈夫だよね。)うん。いいよvv」

































ということで、オレ達はケーキを作ることになった。
ケーキを選んだのは時間がかかりそうだったから。それに、は夢中になると時間とか何でも
忘れちゃうしね。

































〜、膨らまないよ。」





























オーブンの中を覗き込み、言う。
まぁ、知ってたけど。だって、生地作ったのオレだし。
にはばれないように薄力粉の量を変えておいたんだ。


は「えぇ〜!!」と驚いた声を出し、作っていた生クリームの入ったボールをテーブルの上に置き
オーブンの前にやってきた。


































「ありゃ〜、これじゃもうダメだね・・・もう一回作り直すしかないか。」






「ごめんね、





「いいよ。私の教え方が悪かったんだもん。」





、ありがとう〜vv」






























抱きつくと、はオレの頭をなでる。
オレは、けっこうこの「なでなで」という行為が好きだったりする。
ていうか、に関係することなら嫌いなものはないんだけど。





それからは、が生地の担当になって、オレが生クリーム担当に。
本当は、いつもはこんな風に役割分担することはないけど(というか、オレは手伝わないし)、やっぱり
これも時間稼ぎなわけ。
は、多分もうデートのこと忘れてると思うし。









そんなこんなでケーキが完成した。時間は、すでに2時過ぎ。
オレが足を引っ張りまくったために(故意にだけど)こんなに時間がかかったのだ。
待ち合わせの時間は、確か1時。
思ったとおり、はデートのことをすっかり忘れているようだ。
































、やっと出来たねvv」





「うん。それじゃ、食べようvv」






























出来上がったケーキを切り分け、お皿にのせる。
は、ケーキを一口食べて「美味しい」と目を輝かせながら言う。



オレも一口食べると、甘い生クリームが口いっぱいに広がった。
実は、は知らないんだけど、甘いもの苦手だったりするんだよね。
母さんがよく買ってくる市販のケーキとかは、マジでダメだ。甘すぎる・・・
でも、なぜか分からないけど、が作るお菓子とかは食べられる。






























「ねぇ〜、。オレ、もう少し食べたい。」































すでに、自分の分のケーキ食べてしまったリョーマが言う。




























「えっ、でも、あとのはお母さんたちの分だし・・・・・そうだ。私のあげるよvv」





「ほんとっvvじゃ〜、食べさせてvv」






























は半分近く残っていた自分のケーキをリョーマにやることにした。

どうやら、に食べさせて貰うためだけに急いで食べたようだ。






























「しょ〜がないな(///)はい、あ〜ん・・・」





「はむっ。」





「美味しい?」






「うんvv」





























で、の分のケーキを全部食べてしまった。





そして、2人は後片付けをして、テレビを見ることにした。


はテレビをつけて、「あぁぁぁ〜〜〜〜〜〜!!!!」と大声をあげる。

テレビの左上に表示されていた「あるもの」を見つけたからだ。そう、もちろん時計。
時計を見て、やっとデートのことを思い出したらしい。




時間は、あれこれやっているうちに4時をとっくに過ぎた時刻になっている。
待ち合わせの時刻を3時間は余裕で越していた。































「リョーマ、デート!!私、忘れてたっ!!」





「そういえば、そうだったね。オレも忘れてたっvv」





「・・・リョーマ、なんでそんなに嬉しそうに言うの?」



























笑顔で言ったオレに、が不服そうにぷぅっと頬を膨らませて言った。


それで、少し考えたあと何か思い当たったみたいに、オレの方を見る。































「もしかして、リョーマ・・・・・デートに行かせない為に・・・・・?」





「・・・・あっ、やっと気付いた?」





「もぉ!なんで、そんなことするのぉ〜!!?」





























人生初めてのデートだったからか、は今までにないくらい怒っている。

そして、ぽかぽかとオレの頭をたたく。



























「痛いよ、。」






「痛くしてるんだもん!!」






「・・・・。・・・・オレより、あの高橋ってヤツの方が大事なの?」






























急に、リョーマの様子が変わる。





リョーマは座っていて、は膝立ちになっていた為に見上げるような形になっている。
リョーマの潤んだ瞳を見て、はたじろぐ。更に、リョーマは俯き、しゅ〜んとなる。

は、リョーマにこれをやられると弱い。
もちろん、それを知っていてやっているのだろう。



























「〜〜〜〜っ、ごめん!リョーマ、私が悪かったぁ。リョーマの方が大事に決まってるでしょ!!」






vv本当?オレ、すごく嬉しい。」






「うんうん、本当だから!」






「じゃ〜、高橋とは別れてねvv」






「うんうん、分かったから・・・って、えぇ!!」






「いいよね?」






「・・・・はぁ〜、わかった。別れるよ・・・・高橋くんに頼まれてたんだけど、リョーマにそこまで言
われたらね。」






「はっ?頼まれたって??」







「実は・・・・・・」




































が言うことには、高橋は来週、海外に引っ越すらしく、それまでの間に付き合って欲しいということ
だったようだ。
それで、心優しいは快くオッケーしたのである。





全く、らしいけど・・・・







まっ、別れるならなんでもいいかvvでも、高橋には何かしないと気がすまないな。
明日、不二先輩に黒魔術の本でも借りてみよ。












ということで、この日は終わった。




その数日後、リョーマの仕業かは謎だが高橋は高熱で学校を休み続け、最後の別れをいうこともなく
引越したらしい。
















































































































・・・・。何だコレ!!
絢さま、こんなんで良かったらもらってください。
リョーマとかキャラ変わってるし、時々黒いし・・・・でも、要望どおり甘えるリョーマにした
つもり。
おかしな点が満載ですが、キリリクでしたっ!
それから、絢さまリクエスト本当にありがとうございました。



2005.03.20
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