ある日の部活の時間、テニス部のマネージャーである先輩に言われた。



































「長太郎は、身長高くて・・・・ズルイ!!!」




































































「あの・・・先輩、そんな事言われても・・・・」







「だって、ズルイんだもん!」







先輩・・・」



































俺に言われても困るんですけどね。

俺の意思で伸びてるわけじゃないし。



































、長太郎を困らせるんじゃねぇ。」



































困っていたところに宍戸さんがやってきた。
しかし、其れだけで先輩の気が収まるはずがないことははっきり分かっていた。


案の定、先輩は涙を目に溜めて更に状況は悪化してしまった。
先輩、涙もろいんですよね。


まぁ、其処が可愛いところでもあるんだけど。



































「亮はうるしゃいっ(涙)」







「"うるしゃい"って何だよ・・・」







「うるしゃいのぉ〜(涙)」



































叫んで俺の胸へと飛び込んできた。
俺よりも30cm近く小さい先輩は俺の腕の中にきっちりと納まった。




一体、何が起こっているのか全く分からない。
先輩、今朝まで何ともなかったのに・・・・・





そんな事を考えていたら、慈郎さんがやってきた。
今まで何処かで寝ていたらしく頭には寝癖がついていて、その頭を掻いている。




先輩は、俺たちの状況に気付くと近づいてきた。



































「慈郎さん・・・」







「何かあったの?・・・・??」



































俺の腕の中にいる先輩が泣いている事に気付いた。



































〜、何で泣いてんの?・・・・あっ、もしかして昼休みの事気にしてる??」














ピクッ



































慈郎さんの言葉で先輩がぴくりと反応した。



どうやら、昼休みに何かがあったようだ。



































「慈郎さん、何があったんですか?」







「実は、昼休みに・・・・



























































《昼休み》

















「麻美ちゃんって身長どれくらい?」








「ん〜、私は・・・167cmくらいだと思うけど。」








「ほぇ〜、高いねぇ。私なんて、150cmあるかないかだよぉ・・・(涙)」








「嘘っ!小さっ!!」



































麻美と御飯を食べながら雑談していたの後ろから聞こえた声。

後ろを振り向くと、数人の女子がいた。

派手な格好のその女子生徒たちに、は面識があった。







彼氏である鳳長太郎の親衛隊だ。



































「本当よねぇ・・・そんな身長じゃ、鳳くんと並んで歩くときっと親子か何かに間違えられるんじゃない?」








「えぇ〜、そんなことになったら恥ずかしいのは鳳くんよ!」








「本当よね。鳳くんも災難よねぇ。となり歩くの、辛いんじゃないかしら。」









・・・・・・・・・・・・・・・・・・
















































































































 て、言われたんだよ。
 あっ、もちろん、そいつらは麻美がぼこぼこにしてたけどねぇ・・・・」








「・・・そう・・・だったんですか・・・」



































先輩、其の事気にして・・・・



先輩は一向に顔を上げようとしない。


とりあえず、俺はこの場を離れようと先輩の事を抱えて人目の無いところへ連れて行った。

慈郎さんは再び、ふらふらと何処かへ行ってしまった。
宍戸さんは「なるべく早く戻ってこいよ」とだけ言ってくれた。
何だかんだ言っても先輩には弱いんですよね。










































「先輩・・・・・・」







「・・・・」



































あいかわらず、何も話してくれないけど、泣き止んだみたいだ。
俺は、ゆっくりと話し始める。



































「俺は・・・先輩の背が低いとか気にした事有りませんよ・・・・?」








「・・・・・」








「もし、そんな風に思われてたとしても構いません。
 ・・・俺は・・・・先輩の隣を歩けなくなる方が辛いです。」







「・・・ほんとう・?」



































先輩はやっと顔を上げてくれた。
泣き止んだはずだったのに、また涙が溢れてきていた。



































「本当です。」







「だって・・・私達、身長差・・・30cmくらいあるんだよ?」







「気にしませんよvv」







「でも・・・ひっく・・・」







「そんなに言うなら・・・・俺が身長低くなります!」



































自分でもむちゃくちゃな事言ってるって事はちゃんと分かってる。

でも、先輩に何かを言ってあげたいから。



































「・・・ふっ・・・長太郎・・・そんなの無理だよぉ・・・(笑)」



































やっと笑ってくれた。




俺は嬉しくなって、先輩を思いっきり抱きしめる。



































「・・・・先輩・・・大好きです・・・・」








「んっ、私も・・・・・」














































































先輩、俺は小さい先輩が好きなんですよ・・・




















俺の腕の中にすっぽり埋まる先輩が大好きなんです・・・・・・
























































































































お題をけっこう無視するのが・・・・この私!!!


まぁ、長太郎は身長が高くて困るわぁって話です。
なんか、最後にちょたが語ってますが・・・それじゃ、身長で彼女選んだみたいだ!
と自分で思いました。


そんなんじゃないから!






2005.08.21
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