「、一緒に帰ろう。」
「いいけど・・・彼女は?」
「そんなのいいからvv」
授業が終わり、隣の席に座っている女の子に声をかける。
この女の子はって言って俺の女友達だ。中学に入学してから、3年間一緒のクラスなんだ。
すごく気があって、今では忍足や向日たち以上に仲が良い。
俺にはが言ってたように彼女がいる。
別に好きで付き合ってるわけじゃない。はっきり言って今まで好きって思ったことがある女って
いない。
「さーん」
今日は部活が休みだったから、このまま帰ろうとしていたらが呼ばれた。
クラス委員に。教室の入口のところにいる。
その隣には、知らない男が立っていた。
は、先に帰っててもいいよって言ったけど俺は待ってることにした。
あの男のことも気になるし。あとで、何だったのか聞いてみようっと。
10分くらいしてから、は戻ってきた。
それから、俺たちは帰ることにした。
帰りに、さっきの男について聞いてみたけどはぐらかされた。まぁ、どってことないんだろう。
次の日の朝練。
俺は、めずらしく時間に間に合うように起きることが出来た。
でも、まだ眠いみたいで目をこすりながら部室へと向かった。
そしたら、話し声が聞こえてきた。
このしゃべり方は・・・・・・忍足?それともう1人。女の声。この声はの声だ。
「そうなんや・・・でも、ちゃんはそれでええんか?」
「うん。なんか、今の状態にも疲れてきたしね・・・」
少し内容が聞こえてきたけど、何の話なのかは全くわからない。
ていうか、なんか心臓の辺りがチクチクする。が、忍足と仲良いのって複雑だ。
だって、と一番仲良いのは俺だって思いたいんだもん。
俺は、そんな光景を見ているのに腹立たしくなって今来た様に見せかけて中に入っていった。
そしたら、はいつもみたいな笑顔を俺に向けてくれた。すると、すぐにさっきまで感じていた
心臓の痛みがなくなった。一体、何だったんだろう?
今日も部活が休みになった。だから、をまた誘う。
「、今日も一緒に帰ろう。」
いつもなら、俺の彼女のことを気にしながらも「うん」って言ってくれる。
でも、今日は違った。顔を濁して、下を向いている。
すると、の後ろから誰かがやってきた。昨日の男だ。
「、一緒に帰ろう(///)」
「あの・・・・ごめんね、ジローくん。佐々木くんとの約束が先だったんだ。」
なんで、こいつのこと呼び捨てしてんの?なんか、むかつくC。
は佐々木とか言うヤツと一緒に帰ってしまった。
俺は、その後もなんとなく帰る気になれなかたから、部室に行くことにした。
そしたら、コートには忍足がいた。
自主トレーニングをしているようだ。忍足は、俺が来たことに気付くとコートから出てきた。
「何や、ジロー。お前も自主トレか?」
「ううん。なんとなく来ただけ。」
「ふぅ〜ん・・・・・あっ、そや。ちゃん、2組のヤツと付き合い始めたんやって?」
「そうみたいだね・・・・」
なんか、すごいムカムカしてきた。何でだろ?のことになると、なんか心臓の辺りが変になる。
「ジロー・・・・・自分、のことどない思っとるん?」
「どうって・・・?」
俺、のことどう思ってるんだろ・・・・・は、俺にとってすごく仲の良いやつで、気があって
・・・・・それだけ・・・・・・・?
違う。は俺にとって、特別な人なんだ。
が、俺以外の人と話すなんてヤダ
俺以外の人に微笑むのもヤダ
俺以外の人と付き合うのだって・・・・・・・ヤダ
俺、のこと・・・・・・・・・好きなんだ
気付いた。今、やっと。
「忍足・・・・・ありがとう・・・・・・・」
忍足にお礼を言い、俺は走り出す。に言いたいんだ、今すぐにこの気持ちを。
「ふっ、おもろい話や・・・・・傍から見たら、ちゃんのこと好きなんばればれやのに、自分自身
が気付いてへんかったなんてな・・・・」
「はぁはぁ・・・・・・」
、どこにいるんだろ。もう家に着いちゃったのかな・・・・・・・あっ、そうだ。
俺は、ポケットから携帯を取り出す。
の番号を探し出し、通話ボタンを押す。
数回のコールでが出た。
『もしもし?』
「もしもし、?俺・・・ジローだけど・・・・」
『ジローくん?どうかしたの??』
「ちょっと、会って話したい事があるんだけど・・・・今、どこ?」
『話・・・?今、〇×公園にいるよ。』
「じゃぁ、待ってて。すぐに行くから。」
幸運にも、俺がいた場所から〇×公園まではそんなに遠くない。
今までに出したことが無いくらいのスピードを出して公園まで走る。
公園に着いた。小さい公園だから、の姿がすぐに目に入ってきた。ブランコに乗ってる。
俺が名前を呼ぶと、はぱっとこちらを向いた。
「・・・・はぁはぁ・・・・っ、・・・・・・」
「ジローくん、大丈夫?そんなに急がなくても良かったのに・・・・」
汗だくの俺に鞄から出したハンカチを差し出す。
いつまでも、ソレを受け取ろうとしない俺には自ら俺の汗を拭いてくれた。
拭き終わり、俺の前にが立つ。
「それで、ジローくん・・・話って?」
「えっと、あの・・・・・・」
なんか、緊張する。
「俺・・・・・・俺、のこと好きだ!!」
「えっ。・・・・でも、ジローくん彼女は・・・・」
「さっき別れた。俺、気付いたんだ。が好きだって!!が他の男のものになるなんてイヤだ!」
言いながら、抱きしめる。
実は、に会う前に付き合ってた女と別れてきた。もちろん、ビンタされたけど。
からは何の返事も返ってこない。
しばしの沈黙のあとやっと、の口が開いた。
「でも・・・・私は、佐々木くんと付き合ってるんだよ?」
「それでも!・・・・・それでも、俺はのことが好きだ!!」
「・・・・・私も・・・・・私もジローくんのこと好き。」
声を震わせながら、が言った。俺のこと「スキ」って。
そのあとも、俺たちは抱き合ったままだった。俺はずっとこのままで居たかったけど、途中で俺の
ポケットに入っていた携帯が鳴り出した。
俺は無視しようとしたけど、がその音で我に返ってしまった。
だから、しぶしぶ携帯に出た。もちろん、を抱きしめたままで。
忍足からだった。
『もしもし、ジローか?俺や、忍足。』
「・・・・何?」
『おぉ、何か怒ってるん?』
「別に・・・・それで?」
『あぁ、ただ単にちゃん助けてやろうかと思てな。さっきから、通りを人がいっぱい通ってるん
気付かん?お前はいいとしても、ちゃんが可哀想やんか。』
言われて、辺りを見回すと確かに人が通っている。しかも、こっちをちらちら見てる。
を見ると真っ赤になって顔を上げらんないでいるみたいだった。しょうがないけど、を放してやる
ことにした。もっと、抱きしめてたかったんだけど。
って、それよりも!!
「忍足、何で俺たちの状況しってるの・・・・もしかして・・・・」
『ん、あぁ。見とるで?実は、岳人もおんねん。』
言うと、隣から「おぉ〜い」っていう岳人の声が聞こえてきた。
俺は、ムカついて電話を切った。は何が何なのか全く分からないようだ。
いろいろ考えた結果。
「、行こう!!」
「えっ!!」
の手を取り、公園から出る。戸惑いながらも俺についてくる・・・・
なんか、今すっげぇ気持ちE〜vvなんで、もっと早く気付かなかったんだろう。を"スキ"って気持ちに。
俺たちは、このあと佐々木の家に行った。俺たちのことを話すと、佐々木は快く了承してくれた。
「俺、が・・・さんが芥川のこと好きなの知ってたんだ。・・・・ずっと、見てたからね」
だってさ。
現金だけど、なんか佐々木って良いヤツだなぁって思った。
は、申し訳なさそうな顔をしていた。そんなに「幸せになってね」って佐々木が言う。
泣きそうになりながらも、笑顔で返事を返す。
俺は、をスキになれて良かった。スキって気持ちに気付いて良かった。
だって、今こんなに幸せなんだから・・・・・・・・・
ジロー夢はなんとなく書きやすい気がします。
ふぅ〜、これ昨日の夜にオールスター感謝祭を見ながら書きました。
私も、走りたかった。赤坂5丁目ミニマラソン(だったかな?)・・・・
心臓破りの坂を走りぬけたい!!
2005.04.03