ここは氷帝学園、3年3組の教室。
そして、今はちょうどお昼休み。
は、ご飯を食べ終わり自分の机にうつ伏せになり、うとうとしていた。
の席は窓際にあるため、今日のような天気のいい日は午後の授業は寝たいのに寝れないという、正
に"生き地獄"なのである。
だから、こんな日は必ず昼休みのうちに仮眠をとっておくのだ。
「〜〜、もうそろそろ授業始まっちゃうよぉ。」
「うぅ〜ん、あと5分〜〜・・・・・」
いっこうに起きる気配のないを見て、友人の麻美はため息をこぼす。
「はぁ〜。、起きないんなら、とりあえず場所を移動しなさい!先生には私がちゃんと言い訳
しといてやるからっ!」
「うぅ〜ん・・・わかった。んじゃ屋上に行ってくる。ありがとね、麻ちゃ〜ん・・・・」
半分寝ぼけた感じで麻美にそう言うと、は立ち上がりふらふらと教室から出ていってしまった。
そんなを見ながら、麻美は「大丈夫かしら」と再び、ため息をもらしたのだった。
《IN 屋上》
「にゃ〜、いい天気ぃぃ〜〜〜vvv」
屋上の扉を開けて、背伸びをしながらの第一声。
そして、寝れるのにいい場所を探すべく、周りを見回す。
「うし、あそこで寝るかな・・・・ふぁ〜。」
場所を見つけると、はすぐに眠り始めた。
眠りについたは、このすぐ後に誰かがやってきたことに気付いていなかった。
「うぅ〜〜〜・・・・今・・何時かな・・・・・?」
随分寝ていたような気がして制服のポケットから携帯を取り出そうと手を動かす。
私、どの位寝てたのかな?まだ、午後の授業は終わってなさそうだけど。
終わってるんなら、麻ちゃんが迎えに来てくれるだろうしねぇ〜。
って、なんか足にのかってるような・・・・・
足に違和感を感じ、ぱっと下を見る。
「なぁ〜んだ、人が寝てただけか。おばけかと思っちゃったvv・・・って、誰ぇぇぇぇぇ〜〜〜
〜〜????」
驚き、立ち上がる。
とっさのことだったので、のヒザを枕にしていた少年はコンクリートの地面に頭を打ち付けてしまった。
「痛いC〜〜(涙)」
少年は打った頭をさすりながら、起き上がる。
「・・・あの、誰・・・?」
少年を見ながら、は言う。
「ふぁ〜・・・・オレ?芥川ジロー。一応、ちゃんと同じクラスなんだけど・・・覚えてないの?
オレ、悲C〜〜〜。」
「えっ、同じクラス!?・・・・あっ、いつも授業中に寝てる人だっ!!」
同じクラスの人だったとは・・・・でも、芥川くんと話したことなかったし。
そういえば、麻ちゃんが何か言ってたような・・・?確か、
『、今年はあの芥川くんと同じクラスよvv男テニの人と同じクラスになれるなんて・・・・ツ
イてるわよ!あぁ〜、お友達になりたいぃ〜vv』
みたいなことを言っていたような?私、男子テニス部に興味ないから芥川くんのことも全然気にし
てなかったわ・・・・。
「あのぉ〜、ちゃん?」
「へっ?」
物思いにふけっていたにジローが声をかける。
「あのさ〜、まだHRの時間まで時間あるし、も一回昼寝しない〜?ちゃんの膝枕、すっごい気持ち
よかったC〜。またやってほしんだけど〜?」
「・・・・・。」
ジローの呑気な発言にさすがのも言葉を失ってしまった。
いきなり何言い出すの、この子は!
でも、芥川くんって、こんなキャラなんだ。話したことなかったから(っていうか存在もしらなかったんだ
けど(ヒドイ))どんな子かと思えば。なんか・・・・
「・・・っぷ。あはっはっはっははははぁぁぁ〜〜(笑)」
いつまでも返事をしなかったが急に笑い出す。ジローは目を丸くして驚く。
「ちゃん・・・?」
「あっ、ごめんね。あはは・・・芥川くんが、なんか・・・面白くて・・・(笑)えと・・膝枕だった
っけ?いいよ、私で良ければ・・・vv」
「本当ぉ〜〜?オレ嬉C〜vv」
未だに、笑い続けるにジローは本当に嬉しそうに抱きつく。
「あっ、そうだ。オレのこと"芥川くん"じゃなくて"ジロー"って呼んで?オレの苗字って言いにくいC。」
「うんvvジロー」
ガタンッ
「ジロー、おらんのかぁ?」
部活の時間になっても、いっこうにやって来ないジローを探しに忍足と向日のペアが屋上にやってきた。
今日は、顧問である榊が部活を見に来る日だったからである。
「おい、ジロー・・・・」
「侑士、いたぜ!」
「おぉ〜〜、こんなとこにおったんか・・・って、この子誰や?」
「さぁ、わかんねぇけど・・・・でも、なんか・・・・」
「「すっごい気持ちよさそうだよな(やな)〜〜」」
眠っている2人の様子を見て、忍足と向日がそう呟く。
確かに、2人はとても気持ちよさそうに寝ている。
いつも、ジローが眠っているのを見ている忍足と向日から見ても、今日のジローは今までにないくらいに
気持ちよさそうに眠っているのだ。
「はぁ〜、とりあえずこのままにしといたろか・・・・監督にはちゃんと言うといたろか。」
「そうだな・・・」
バタンッ
その後、2人は麻美が思い出して呼びに来るまでそのままでした。
ジロー夢です。じろたん大好きなんですよvv
だから、書きたいなぁってずっと思っていたのです。
2005.02.13