今日は、氷帝学園のビッグイベントの一つ、体育祭だ。


天気もこのイベントに貢献するかのように晴れ渡っている。




体育祭も中盤へと差し掛かって、生徒たちのテンションもマックスに近くなってきている。


そんな中で、一人テンションが低い少女がいた。



彼女の名前は


学年、いや学校一の運動オンチだ。
(別に全校で調べ上げたわけではないのだが)







































体育祭















































「うぅ〜、体育祭なんか無くなればいいのにぃ〜(涙」






「あんた、さっきから其ればっかりね。」






「麻美ちゃんには分からないんだよ。麻美ちゃんは運動神経良いから・・・」
































の友達の麻美はバレー部に所属しながらも、他の部に助っ人として参加したりもする。
かなりの運動神経の持ち主だ。
































「はぁ・・・あんたが出るのは"借り物競争"でしょ?
 運が良けりゃ一番くらい取れるわよ。」
































そう。
私が出る種目は"借り物競争"。


実は此れのみだったりする。


この学校は人数が多いから、全部の種目に出なきゃいけないということは無い。
麻美ちゃんみたいに運動神経のいい人達は多くの種目に出場する。
体育祭はそういう人たちの活躍の場なのだ。


















『借り物競争に出場する人は第一ゲートに集まってください。』
















ついに、私の出場種目"借り物競争"の番が来てしまった。




しぶしぶゲートへと進む。

途中で、何処かに逃げようかとも思ったけど、麻美ちゃんに止められた。
私の魂胆はお見通しだったみたい。
その後も、ゲートに着くまで後ろにぴったりで。
並んだところで漸く応援席に戻っていった。



此処からはもう逃げることは出来ない。



だって、さっきから係りの人がちらちらこっちを伺っているから。

きっと麻美ちゃんが何か言っていったんだ。
さっき話してるのみたもん。
あの人、麻美ちゃんと同じバレー部の人なんだもん。

































「あれ、じゃん。」







「あっ、がっくん。」

































同じクラスの向日岳人くんだ。
けっこう仲が良かったりする。




其れに大好きな人だったりもして・・・


秘密ですよ。






その後も順調に進んで行き、次は私の番。
どうやら、がっくんも同じ組みたいだ。












「位置に着いて・・・よぉ〜い・・・ドン!!」











掛け声と共に駆け出すけど、やっぱりカードの場所に辿り着いたのは一番最後。
































「はぁはぁ・・・皆、足はやい・・・」
































愚痴を零しながら、残ったカードを引く。




書いてあった文字に一瞬、固まってしまった。








"あなたの大好きな人(もちろん異性だよvv)"








この括弧がなかったら、麻美ちゃんを連れて行けたのに。

しかも、なんか最後のハートがイラっとくるし。






私の好きな人はもちろん、がっくんだけど・・・

こんな大勢の前で、そんなこと出来ないよ!









戸惑いながらも、がっくんの方を見ると、向こうもこっちを見ていた。


目が合ったと思ったら、近寄ってきて腕をとられた。







それで、顔を真っ赤にして

































「一緒に来い!」

































って。



返事を返す前に引っ張られた。


がっくんの足の速さに着いていくのは結構疲れるけど、必死についていく。








ゴールに到着して、係りに持っていたカードをがっくんが見せている。

私は息を整えるだけで精一杯だ。






すると、係りの人ががっくんにマイクを渡した。


訳が分からずに見ていると。

































「俺の大好きな人は、だーーっ!!」

































学園中に響き渡った。
と思ったら、次の瞬間"わー"っと湧き上がった。
































「がっくん・・・もしかして、がっくんのカードって・・・」







「何だよっ、さっきの聞いたら分かるだろ。・・・・"大好きな人"だよ!」
































顔を更に赤くして、がっくんは後ろを向いてしまった。




その時、私は何も考えずにマイクを奪って叫んでいた。

































「私・・・私の"大好きな人"は向日岳人ですっ!!」
































この言葉で生徒たちは更に沸きあがった。




驚いて振り向いたがっくんに、持っていたカードを見せる。
































「・・・私もがっくんが好き。」








「マジで?」








「・・・マジです。」


















































この後、私たちは、2人で一位の旗をもらった。




だって、お互いが"大好きな人"だったんだもん。








体育祭は嫌いだけど、今年の"体育祭"は一生忘れられない。
大切な日になりそうです。
















































































































































なんか途中で訳がわかんなくなった。
借り物競争っていいよね。
でも、うちらのはけっこう意味不明なのが多かった。(2007.03.11)
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