「ねぇねぇ、。」
昼休みに入ると同時に、友達である高野麻美が私の席へとやってきた。
もちろん、一緒に昼食をとるためであるが、それだけではない。
「ってさ、日吉くんと仲良いよね。本当に付き合ってないの?」
「もぉ、麻美ちゃん!!私と若はただの幼馴染み。今年に入って、ソレ何回聞いた?」
麻美ちゃんは、2年生で初めて同じクラスになったんだけど、すごい気があって今では大親友なの。
それで、麻美ちゃんが言う「日吉くん」って言うのは、私の幼馴染み。本名は、日吉若。
若は無愛想だから、私以外の人とあんまり話さない。女子とは特に。
だから、麻美ちゃんは私と若のことを疑ってるみたい。1週間に1回は聞いてくる。
若は、きっと私のこと何とも思ってないだろうけど、私は・・・・・
「日吉くんって、普通にかっこいいんだけど以外には無愛想だからねぇ。まぁ、あの冷たいところも好
きって子もいるみたいだけどね。今日も、女子に呼び出されてたしね。」
「・・・ふぅ〜ん。」
そんなこんなでいつの間にか放課後になった。
今日は、若の部活、テニス部が休みらしくて一緒に帰ることになった。ちなみに私は帰宅部。
運動とか苦手で・・・文化部の中にも、目ぼしい部活がなかったから。
こんな風に一緒に帰ることは今までも何度かあった。
若は無口だから、いつも私がぺらぺらしゃべってる。若は何も言わずに聞いてくれる。
でも、今日は違った。
もちろん、若はどこも違ってない。
違ってるのは私だ。
「・・・・・・」
「・・・・・・・」
どうしたの、私!!なんか、話が出てこないよ。お昼に麻美ちゃんが言ってた・・・・若が女子に呼びださ
れてたってことが気になってしょうがない。
ソレって、やっぱり告白だよね?・・・・
「なぁ、・・・・」
「は、はい!!」
いつもと様子が違うことに気付いたのだろう。日吉がを気にして、話しかけた。
「どうかしたのか?」
「えっ!ううん、何もないよ!!」
あからさまに様子が変なを不審に思う日吉だったが、何も聞かないことにした。
若が折角、心配して声かけてきてくれたのに。私ってば・・・・
いつもみたいに話さなきゃ!!でも、話題・・・何か、何かぁ〜〜〜〜
「〜〜〜〜若っ。」
「何だ?」
「今日、女の子に呼び出されたんだってね。もしかして、告白とかされたの??」
って、何聞いてんだ私はぁ・・・"告白"のことばっかり考えてたから、ついつい言っちゃったよぉ(涙)
「・・・・・別に、そんなんじゃない・・・・」
「そう、なんだ・・・・」
会話終了。
ていうか、若がこんな風に言うときは絶対に"告白"だったってことだ。
だてに、10年以上も幼馴染みやってるわけじゃない。
こういう時は、あんまり深く聞いて欲しくないってこと。
「若さぁ〜、もっと他人に愛想振りまいた方がいいと思うよ?特に女の子!!」
そんなことない・・・若はそのままで十分だよ
「・・・・・そうか・・・・?」
「そうだよっ!」
私以外の子と話さないで
「・・・・・・・」
その後は、何の会話もなく互いの家へと向かった。
まさか、この言葉であんなことになるなんて・・・・・このときは思ってもいなかった。
あはは・・・・、まだまだ続きます。
このあとの展開わかりますよね?ありがちだもんなぁ〜
2005.03.28