「曇っていいよね・・・」
雲
昼休みも終わって、とっくに授業時間に突入している。
でも、少女は呑気にお昼寝モードに突入中である。
「あっ、やっぱり此処にいたC〜。」
もうそろそろ眠りの中に引き込まれる。
まさにその時だった。
屋上へと続く扉が開いた。
この学園の屋上は滅多なことがないと入ることは出来ない。
普段は閉鎖されているのだ。
ちなみには、こっそり職員室から鍵を盗んで合鍵を作ったのだ。
だから、屋上に来れる人物は限られている。
恐らく・・・いや、この声は絶対。
「ジローもサボり?」
「へへっvv」
可愛らしい笑顔でうなづく。
屋上に入れる数少ない人物の一人。
芥川慈郎だ。
ジローはとは違って職員室から鍵を盗むというような悪どい事は一切やっていない。
彼は、生徒会長である跡部から鍵を借りているのだ。
生徒会長は全ての部屋の鍵を持っている。
それだけ信用されているのだろう。
ジローは、に近寄ってくると横に寝転がった。
「ジロー・・・雲っていいよね。」
「何、急に?」
「だってさ、あんなに気持ちよさそうに空に浮かんでる・・」
「う〜ん・・・確かにそうだC」
「私、雲って大好き。」
雲一つ無い空も綺麗だけど。
私は、やっぱり空には雲が無いと嫌だ。
この前、飛行機に乗った時に見た雲は本当に綺麗だった。
何だか、一つ一つが島みたいに見えた。
某漫画の空島とか、某アニメのラ○ュタとか本当にあるんじゃないか・・・って思った。
なんて呑気に思っていたら、横にいたジローが思いっきり起き上がった。
凄い切羽詰った顔をして。
「!俺よりも雲の方が好きなの??」
だって。
あきれて目が点ですよ。本当に。
「ふふっvv」
「〜・・・・」
「もちろん・・・・ジローの方が好きだよ。」
「ーーーvvv」
さっきまでの悲しい顔がうそみたいに飛びついてきた。
そんなジローの頭を撫でた。
柔らかくって凄く触り心地の良い髪質。
「でも・・・」
「・・?」
「でも、いつか。私は雲の上に行きたい。
死んじゃったら行けるのかな・・・・」
「・・・その時は、俺も一緒?」
あっ、また表情が戻った。
「・・・・もちろん。そしたら、雲の上でお昼寝しようね。」
「へへっvvとお昼寝出来るんだったら何処でもいE〜vv」
「ふふ。さて、そろそろお昼寝しよっか。」
本当に、いつか雲の上に行けたらいいのになぁ〜
そんなことを思いながら眠りに付いた。
雲、大好きなの。
この間、飛行機に乗った時。。。凄い綺麗だった。
飛行機っていいよね。(2007.03.10)